フリクエンター LIEVEをレビュー!良い点・悪い点を評価
フリクエンター LIEVE
「LIEVE」はフリクエンターの軽量特化シリーズ。
キャスターは同じで、その他が軽量化されています。
特にLサイズは軽量性が良くおすすめです。
購入したのはLサイズ、カラーは「ミントグリーン」。
良い点・悪い点を詳しくレビューします。
本家のレビューはこちら
・フリクエンター LIEVE レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
<これ>
良い点
1、世界一の静音キャスター
キャスターの静音性は最強。
どのスーツケースよりも圧倒的に静かです。
静音性を重視するならフリクエンターで間違いない。
静かさのレベルが違う。
構造は特殊で、タイヤが固定されておらずクッション性が良い。
これにより静音性が大きく向上しています。
ホイールもとても太く、口径も55mmと大きい。
金属ベアリング等仕様も良く、走行性は抜群です。
<フリクエンターのキャスター構造説明動画>
こんな構造ですが、初動は軽く回転もスムーズ。
完全にフリクエンター独自仕様です。
<フリクエンターキャスター静音性確認動画>
<比較用(HINOMOTO Lisof SILENT RUN)>
アスファルトでの比較
フリクエンターはHINOMOTOの静音キャスターより圧倒的に静音。
早朝のアスファルトでもほぼ気になりません。
<比較用(うるさい安物キャスター)>
安いスーツケースはおおよそこのくらいうるさい。
ガラガラ音に気になっている人はフリクエンターを買おう。
2、キャスターの交換が可能
キャスターを交換できるので長く使える。
ホイール部分のみ交換できます。
スーツケースの寿命としてホイールの摩耗があるのですが、
フリクエンターは交換できるのでそれが無い。
2個で3850円と値段は高いのは難点ですが、この安心感は良い。
静音性最強で交換可能というのは優秀すぎる。
3、とても軽量
品番 | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
1-251 | 22 | 〇 | 2.4 | 48.5 | 33.5 | 21.5 | 103.5 |
1-250 | 33 | 〇 | 2.7 | 55 | 35 | 23 | 113 |
1-252 | 52 | × | 3.4 | 64.5 | 41.5 | 26.5 | 132.5 |
1-253 | 98 | × | 4.4 | 75 | 49.5 | 31.5 | 156 |
1-254 | 32 | 〇 | 3.0 | 55 | 35 | 25 | 115 |
LIEVEは軽量に特化した設計。
Lサイズ(98L)で4.4kgはとても軽い。
超軽量なものは3kg台なので凄くはないですが、4.4kgでも十分な軽量性。
最強の静音性で値段も安めなので優秀です。
機内持ち込みサイズ(33L)で2.7kgとやや軽い程度。
LIEVEは大きいサイズほど軽量性が良いです。
各部材は小さく最低限なのが軽量な理由。
その軽量特化仕様のため値段にしては高級感はありません。
そこはLIEVEの悪い点とも言える。
4、そこそこ良い内部仕様
トップハンドル部の補強が素晴らしい。
上図はトップハンドルとキャリーハンドルの固定部です。
一体型の大きな成型部品で、応力が全体に加わるようになっています。
トップハンドル部の強度は抜群と言える。
キャリーハンドル部の固定・補強もかなり良い。
軽量特化仕様ではありますが、ここだけは重たい部材で強度を向上。
フリクエンター LIEVEはかなり信頼できる設計です。
上図はキャリーバーの根本固定部です。
ここはさほど重要な箇所ではないので、これでも十分。
安物はこの補強部材すら無かったりします。
上図はキャスター固定部です。
大きく覆う補強材がありとても良い。
本体形状もぴったりで、応力が均一に加わります。
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LIEVEは軽量特化仕様でありながら、内部仕様は強度重視。
強度・耐久性はかなり良いと思います。
5、持ちやすいトップハンドル
手を入れやすく、大きく膨れて持ちやすい。
本体に凹みがあり、手を入れやすくなっています。
大きく膨らむので指が本体に当たることもなく快適。
クッション性は無い普通なハンドルですが、良い持ち心地です。
軽量特化のため横幅はかなり小さい。
しかし特に窮屈さはありません。
6、高品質なキャリーハンドル
キャリーハンドルは4段階調節。
ぐらつき(遊び)はほぼ無い。
Lサイズなので少ししか伸びないですが、
それでも4段階と細かく調節可能。
ぐらつき(遊び)はほぼゼロ。
Lサイズの場合はそれほど珍しくないですが、かなり小さい部類。
寸法ぴったりで伸縮もしっかりした感触。
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フリクエンター LIEVEの良い点は以上です。
シンプルなスタンダードタイプなので機能的には何も無い。
静音性と軽量性に特化したシンプルイズベスト的な存在。
個人的に、荷物を入れることだけに使うLサイズには最適だと思っています。
悪い点
1、内装が軽量特化にてシンプル
軽量性重視にて内装は最低限。
片面仕切り・Xバンド仕様。
しかも仕切りは全面メッシュでポケットは無し。
究極に軽く作ってあります。
Xバンドはゴム製と悪い。
扱いやすいですが、押さえる力が弱いのが難点。
もちろん一般的なポリエステル製よりも軽い。
バックルもややスリムなタイプ。
細かいところも軽量性にこだわっています。
合わせ面のカバーにポケットが付いています。
小さいですが助かる。
生地は薄くてペラペラです。
ただ、安物と違って質は良いので問題は無い。
これも軽量特化のため。
左側の仕切りは全面メッシュ。
軽量特化なスーツケースでよくある仕様です。
仕切りの中は何も無い。
生地は招集・抗菌仕様。
こういうちょっとしたこだわりが素晴らしい。
ファスナーの引手はゴム的な素材でグリップ感が良い。
ただちょっと傷が付きやすいのは悪い点。
前述しましたが、合わせ面のカバーはポケット一体型。
片面はマジックテープ固定。
全体的に仕上げは良い。
糸もカラーを合わせていて、ちょっとしたこだわりがある。
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悪い点は以上です。
普通、この値段のスーツケースなら内装はもっと良い仕様です。
フリクエンター LIEVEは軽量性特化で超シンプル。
細かい収納性を求める人には向いていません。
普通な点
1、TSAロック・ファスナー
TSAロックはダイヤル式。一つ前の「007型」。
一般的なダイヤル式で、特別に良くは無い。
ごく普通なTSAロックです。
ファスナーも普通。
動きはスムーズで問題無い。
外観をレビュー
シンプルだがパステルカラーでおしゃれ。
模様的なものは正面のみで、他はのっぺりした外観です。
しかし、正面のデザインが洗練されており美しい。
ロゴのアクセントがまた良い。
本体素材はPC100%なので柔らかめ。
ぺこぺこしている感じです。
軽量化のため若干薄めな気はする。
必要最低限といったデザインで良いと思います。
ファスナー・キャスターも色を合わせており統一感があるのも良い。
こういった明るいスーツケースは旅行で使うのに最適です。
フリクエンター LIEVEの評価
項目 | 評価 | コメント |
容量 | ◎ | Lサイズは98Lと大容量 |
重量 | ◎ | 約4.4kgと軽い |
外観 | ◎ | 洗練されていておしゃれ |
キャリーハンドル | ◎ | 4段階調節。ぐらつきはほぼ無い |
トップハンドル | 〇 | 大きく膨れて持ちやすい |
ジッパー | 〇 | 軽くてスムーズ |
TSAロック | 〇 | ダイヤル式。普通 |
キャスター | ◎ | 静音性は世界一 |
内装 | △ | 軽量特化のため最低限 |
内部仕様 | ◎ | しっかりとした補強材 |
仕上げ | 〇 | 縫製等は良い |
フリクエンター LIEVEはシンプルで最強。
まず世界一の静音性という時点で強い。
それでいて軽量で大容量。
デザインも悪くないと、かなり優秀なスーツケースです。
自分もこれを旅行用として使っています。
キャスターストッパーがないのは残念ですが、
Lサイズでこの重量、そして最強の静音性なので気に入っています。
フリクエンターはいろいろ種類がありますが、スペック的にはLIEVEが優秀。
ビジネス的なデザインではないので出張では使いにくいですが、
旅行用途としてはかなり良い。
特に荷物を入れるだけとなるLサイズでは文句無しの優等生。
とにかくキャスターが静かです。
深夜でも何も気にすることなく転がせられます。
フリクエンターを買うならこの静音性が目当てとなる。
LIEVEは超おすすめです。